勉強会への想い

昨今は、交通事故に携わる医療従事者の不正による逮捕が、後を絶ちません。

それらの事件を分析しますが、動機の共通点は「人のカネ」という意識が根幹にあるのでは無いでしょうか?

人間は弱い生き物です。
制度が弱者救済では無く、横から入り込んで来るものがはぎ取って行くようでは、良き社会とは言えないのでは無いでしょうか?

医療を通して地域貢献するという職務である「医療従事者」という仕事を選んだのであれば、本末転倒ですよね。

では、一人一人は何をすれば良いのでしょうか?
まずは正しく識ること。
交通事故を取り扱う医療従事者の領域では、エビデンスを重視する医療という分野で有りながら、いわゆるトンデモ的なスタンスの根拠のない知識が基礎となって取り扱われている事が、多々あります。

しかし、多くが正しく識ることで、トンデモを増長させた不正行動は範囲を狭められます。
その代わりに必要なのは、識ることによりアップデートとなる事を恐れない勇気(Courage)。

その勇気は次に「Make A Difference」に繫がります。
MAD:直訳すれば「違いを作る」。これまでと同じではいけない、もっと良くしたい。もっと良いのもに自身もなりたい。
それを、自分にもきっと何かができるとして、思ったこと、感じたことを明るくポジテイブな気持ちで行動におこすことで、何かが「よりよく変わっていく」「周りが変化して行く」と信じる考え方の1つ(msterio.jpより)

逮捕された人間を批難しているだけではMADにはなりません。
折しも、医療は広告ガイドラインの制定等、これまでと変わろうとしています。
そして時代が変わってきているので「なにかをしなくちゃいけない」と思っている人は少なくないはず。

私は勉強会では「罪を憎んで人を憎まず」です。
知らなかった事は仕方無い・・・それは改めて識って、すぐに行動すれば良い
識らないことで患者さんに迷惑掛けた・・・それはそれで受け止めて、これからはそうしないようにしよう。
勉強会の翌日から、また頑張れば良いんです。

それが参加された方の「Make A Difference」になれば、きっと医療界はより良くなると信じているから・・・

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