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COVID-19オンラインセミナーで伝えたいこと:保健所対応編

週明けから、申込み頂いております。
ありがとうございます。
正直、原稿を作っていると、あの頃のことがフラッシュバックしないわけではないのですが・・・
でも、必要であり皆さんに役立てて頂きたいとは思いますので、頑張っております。

今回は、切っても切れない保健所との事です。

2つの側面から、保健所対応をしなくてはならない

COVID-19の診断を受けて、医療機関対応をして頂くには、指定伝染病の観点から保健所が絶対に絡みます。
私の場合は、8月の7日辺りから症状が進んで行ったのですが、不幸も重なり連休でもありました。
そう、保健所に相談したくても、開いてないのです。

そこから転がり落ちていますが、最終的に119番による搬送で、その病院での陽性診断から保健所に通報になっています。

細かい話になると、その時の症状の重さ、処置の状態で対応は変わってきますが・・・
大きく分けて、柔整・あはきの場合は2つの側面でのことで、保健所から問われていきます。

①罹患した個人としての対応
②保健所管轄で活動する柔整・あはきとしての対応

ですので、一般人よりも倍の量で質問攻めにあうと思って下さい。

①罹患した個人としての対応

ここに関しては、私の場合はJCSでも清明として判断されてました・・・呼吸は困難で、受け答えは出来るがフラフラでしたが・・・。
ですが、日赤医療センターに着いたら臨床医学分類としてはSpO2も94以下が常なので、重症扱いになります。

しかも・・・自宅・診断場所・搬送先がそれぞれ異なるので、さらに複雑化しました。

結果的に、個人としての尋問は家内に集中砲火される事になります。
共同で経営し、同じ柔整師なのでまだ良かったです・・・相当のことを聞かれています。
医療従事者ではない家族の場合では、相当大変になると思います。

そして真っ先に聞く事は「クラスター化」になっていないか?の確認でした。
その為に「濃厚接触者」の確認が入ります。

ちなみに、私は症状が怪しくなってから、バイキンマン扱いになって・・・いや、インフルエンザでも風邪でも、一室で隔離は定番なんです、我が家では。
さて、隔離していました。マスクは常にしています。食事も生活も別にしています・・・
家族はどうなるでしょう?

そして、職務上での濃厚接触者はどのようにリストアップされたか?

これも、制度のエビデンス含めて、セミナー内でご案内します。

②保健所管轄で活動する柔整・あはきとしての対応

ここも問題になります。
先に言えば、ウチの治療院ではクラスターは発生していません。
当然ながら、衛生対策はしています。

しかしながら、不幸にもクラスター化した接骨院もあるのが事実です。
この場合、接骨院としての業務は保健所からも言われます。

まず、一番のポイントは「いつまで休業しなくてはいけないか?」になります。
それはハード面・ソフト面両方で考える事があります。

ここでも、保健所からは相当の確認を受けています。
まぁ、ある意味準医療機関ですので、当然と言えば当然ですね。

クラスター化した場合
クラスター化しなかった場合
これも両方のパターンが分かりますので、セミナー内で申し上げます。

ヒントは「濃厚接触者」の定義です。

そして再開に関して、保健所のチェックはあるのか?ないのか?
クラスター化しなかった場合としての経験をお伝えしますが・・・それで見えてくるものや、現在の制度による
濃厚接触者と判断された場合の、社会人として生殺しを受ける問題点も、セミナーでお伝えします。

これ、前回の記事でも出しました「清掃」にも、結構繋がっていたりします。

「伝える義務が発生するのだから、タダでは帰ってくるな!!」と、檄を飛ばされましたうちの院長(家内)。
御自身も、ご多分に漏れず・・・ここは医学基礎知識があるが故にガッツリと保健所の担当の方から、相当量の
情報を回収してきています。

マジでこのセミナー出来るのも、ウチの陛下から頂きました情報もデカい。
これにより、罹患者が家族に出た柔道整復師はどうなるのか?という、生情報が皆様に提供できますので。

結論的にマスコミからは情報回収出来ない・・・という現実

私がテレビを見るのがイヤになった・・・はい、ネット上からも同様の発信がないので、身体のキツさも相まって「もうイヤ」となるんですね。

病院に入ってみれば・・・保健所とやりとりしてみれば・・・そして・・・大事な事ですが、本人・家族にCOVID-19の罹患者がいれば、それだけ人間関係にも傷つくことが起きます。

ただ、私から先に情報が入れば、少しは気持ち的にも緩和することもあるし・・・なによりも、院での対策ではお伝えしたいことが、いくつもあるのです。

ハッキリ言いますね!
いくら治療院が
・光触媒消毒コート
・オゾンによる空気清浄機
・次亜塩素酸水使用&噴霧
を主張したとしても、保健所としては「まったくもって興味なし」です。

つまり
衛生対策としてはそこじゃない!
になるんですね。

それが分かれば、次の対策見えて来ますので、オンラインセミナーでお伝えしますね。

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