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件数が減っているなら交通事故を知らないでもいいのか?

アイキャッチ画像は内閣府のデータグラフをお借りしました。

一時期、ブームのように「交通事故扱って収益上げましょうセミナー」が横行していたピークは5年ほど前でしょうか?
その後は、逮捕がブームになってしまい、やや縮小傾向に感じるときがあります。

さて、この雰囲気はどのように現場に影響を出すでしょう。

確かに減っている

アイキャッチの画像で出したのが、総務省のグラフになります。

交通事故においては、軒並み死亡者数が激減しています。
その要因としては
・飲酒、ならびに酒気帯び運転への厳罰化による抑制
・自動ブレーキ等による、事故防止装置の発展
が、大きいと思われます。

これはこれで、非常に喜ばしい限りです。

そして受傷者数はピークの118万人から58万人へと激減しています。
これまた喜ばしい限りです。

困るのって誰?

長~い目で見れば、保険会社としては複雑です。
事故が減れば、当然メリット等級も増えて、保険料が安くなります。
タダでさえ、運転者人口そのものが減っている事から、分母も減り、そこから事故の件数そのものも減る・・・。

確かに保険会社としては、事故によって払う件数も減るのですが、保険料収入が減る事も実はダメージです。

ですので、複雑な心境でこの状況を見ている様です。

実際、代理店への営業研修において、特約の見直し等による補償アップからの、保険料のグレードアップをサジェストされています。

そして、いわゆる治療家業界においては「これからは交通事故で患者救済することによって収益上げましょう!」と言っていたコンサルも、振り上げた拳の行方を・・・でしょうね。

全体的に事故が減っていれば、交通事故に特化して収益アップなんて出来るはずもないのです。

ただ私自身も、その様な
「交通事故で患者を金づる扱いするのはナンセンスであり、収益の前に医療従事者が見るべき視点がある!」
と言ってきたので、そういった方々の足を引っ張ってきたのかも知れませんが・・・(笑)
ただ、別視点で考えた方が良い場合もあります。

医療従事者にとっては・・・

私が交通事故を経験し、その後被害者のサポートサイドに立った際に感じた事は・・・
医師を含めた医療従事者が持っている「交通事故の考え方」には、いくつものバイアスが掛かっており、それにより「正確な知識を得る機会を奪っている」ということ。

これは折を見て、また詳細を上げます。

ただ、簡単に言えるのは、交通事故事案というのは非常に難しく、かつ厄介。
そして知識習得の機会も少ない。
ある意味、暗中模索意ながらもOJT(業務内training)でなんとか「対応方法はこうだろう」と凌いできた歴史があり、それだけが頼りでした。

事故実態を知っている立場として、ドクターを含めた医療従事者の交通事故への認識は、非常に現実離れした感もあるのも事実です。
結果として、信じがたいでしょうが「医療従事者と言う名の二次加害者」
となっている実態もあります。

それらの事を含め、あえて交通事故を扱うという実経験が減ると言う事は、「もしかしたら・・・かも知れない」という、危機感につながる想像力が養われない可能性もあるのです。
そうすると、余計に経験減少→修得減少→次期対応方法への履修機会減少・・・と、負のサイクルが始まります。

だからこそ必要になってくるのは・・・

「交通事故は減るので、マーケティングとしては優先順位が低くなる」
という理論は、時期尚早だと思っています。
だって、石油が枯渇して、電気も起こせなくなり、自動車がこの世で動かなくなり、事故は100%無くなるのならば話は分かりますが・・・非現実的ですよね。

テスラ社が掲げていた「自動運転システム」も、実現はまだ先です。
(これはアメリカの道路事情が日本ほどよくないのも一因と言われています)
自動ブレーキシステムも、急な側面衝突には対応出来ていません。

なにより、交通事故って「追突」だけでは無いですから。

件数が少なくなるうえに、外傷としては非常に難しい部類の交通事故外傷。
何より「人対人」のケガと違って、運動エネルギーが桁違いです。

ならば「厳選された必要知識の習得」が求められます。

だって、収益以前の問題で、いざ目の前に事故患者さんが来たときに「経験無し」もしくは「知識無し」とかで断りますか?
それもまたリスクですよね?

昨今はネット上で、いくらでも評価される時代。
その際に、やってはいけない「交通事故、したくないから扱わない」・・・これ、医療従事者としてどうでしょう?
それを受けた患者の怒りと悲しみが入り乱れた評価は、第3者から見て、とうてい好評価には見られる事は少ない。

また「よく分からんから」という適当対応により、二次被害発生・・・これも、ググればいくらでも調べられる時代に「あそこに行って、やられた!」と判明したときなんて・・・恐いですね。

実は交通事故治療って

民事交通事故損害賠償上の対応が求められますが、根幹はいつもの「民法709条」。
これ、他の損害賠償のケガにも共通しています。

交通事故は、そこに自動車損害賠償保障法(自賠法)とその保険の自賠責保険が入って来ているだけ。

・健康保険
・労災保険
・自賠責保険
は、それぞれが違っていて、それなりの対応が必要であり、健保や労災の延長で考えてはいけないのですが、自賠責は賠償の延長にあるので、そこを抑えると「第三者行為」全般の考えもおおよそが、把握出来てしまいます

質のよい研修は、それぞれの特徴と注意点を、現場の方が理解出来る様に、極力簡単に分類できるようにしてあるはずなんです。

まとめ

・交通事故受傷は、間違いなく減っている
・減っていても「よく分からない」ではすまされない
・減る事で、さらに習得機会は減っていく・・・というリスクになる
・ならば、なおさら「カネ絡み」ではない必要知識として交通事故勉強会は有意になる
・受傷した患者が来てからでは遅いので、備えは必要かと

※勉強会は、長時間になります。
是非、普段着でどうぞ。スーツ着用は勧めません(笑)

※「特別カリキュラム:医師診断を否定した自賠責保険の判断への分析と対策」はアドバンスコースで行います。

※ベーシックコース終了後の19時から「ashibraⓇ体験会」を行います。
当日、時間の許す限りashibraⓇを、体験されてみて下さい。
『S03』と『AIR』を持参します。

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『医療従事者のための交通事故勉強会2019:柔整師向け』

横浜ファースト:平成31年6月23日(日)
9:15~11:55
横浜ベーシック:平成31年6月23日(日)
13:00~19:00

横浜アドバンス:平成31年7月7日(日)
9:30~16:45

※すでに受付開始

<場所>
アットビジネスセンター横浜西口駅前 602号室
神奈川県横浜市西区北幸1丁目8−4

<定員>
各会場:30名
(各最少催行人数15名)

<申し込み方法>
https://www.primecare.co.jp/workshop/
①弊社HP、もしくはFBページメッセにて案内PDFを取得下さい。
②FAXもしくは、申し込みデータをメール送信
③承り後、弊社から受付案内を致します(メールもしくはFAX)
④料金は会場にて現金にてお支払い下さい(領収書発行致します)

<メール受付の場合>
HP問い合わせフォームより
①氏名
②所属院
③連絡先番号もしくはアドレス
④取得資格
⑤希望コース
⑥同行有りの場合の同行者氏名
⑦ベーシック終了後の二次会参加希望の有無
をご教示下さい。

<料金>(すべて税込)
ベーシック・アドバンス新規(それぞれ)@22,000円
ファーストのみ一律:@10,000円
同コースの再受講:@10,000円

再受講者との同行またはペア割:@ー4,000円
(お一人当たり、ベーシック・アドバンスにそれぞれ適用)

※交通事故事案を同業者へのビジネス化されている場合は、別途加算料金を申し受ける場合がありますので、ご了承下さい。

<会場限定:書籍特別販売>
「医療従事者の為の交通事故取扱説明書:接骨院編」
@9,000円→特別価格@8,000円(ともに税込み:一人1冊限り)

<ご注意>
・撮影・録音・資料の二次使用は固くお断りします(発覚時損害賠償請求します)
・既に交通事故で商用活動(手法展開・セミナー等)されている方の申し込みは、理由回答によって参加をご遠慮頂く事もございます。
※管理人は「二次加害者」への幇助を一切行いたくないという信念がありますので、ご理解下さい。
勉強会でお会いしましょう

 

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